映画「ゴースト/ニューヨークの幻」、やりたいことを達成させてはいけない
90年代の映画「ゴースト/ニューヨークの幻」というのを見た。
恋人モリーに対して口に出すのは恥ずかしいからと「愛してる」が言えなかった銀行員サムは強盗に殺されてしまいます。
殺されて幽霊になった(日本式に言うと成仏できない?)サム、引き続き強盗に命を狙われるモリー、果たしてモリーを救い、「愛してる」と言うことはできるのか?
ネタバレ結論
まあ結論から言うとモリーを救って、「愛してる」と言うことはできましたよね。映画なんだから大体はハッピーエンドになります。
ハッピーエンドも大事ですが序盤、サムがまだ生きていたころにモリーにベッドでつぶやいた言葉が印象的です。
いろいろな事が不安で
こんなに幸せが続くとそれを失うのではないか
映画「ゴースト/ニューヨークの幻」
その不安は現実となってサムとモリーに襲いかかるのです。まさに幸福な自分を享受できない状態ではないでしょうか?
やりたいことは達成させてはいけない
ネット上では死ぬまでにやりたいことリストと言うのをよく見かけます。
別の映画ですが「最高の人生の見つけ方」もそういう映画です。
若ければ別にかまわないと思います。全部かなえたらまた別のリストを作ればいいだけです。
例えば年も年の人がやりたいことリストを作ったとしましょう。それを全部かなえたら、または絶対にかなえられない夢だと分かった時、気力がなくなって体調が悪化しそうな気がします。私の主観ですけどね。
人は常に何か満たされない状態でないといけない。
部長島耕作に出てくる演歌歌手、八ツ橋新子だって島耕作とセックスしたいという目標を掲げていたにも関わらず、結果島が八ツ橋を裏切った形になってしまい急激に体調を悪化させてしまいました。
だから目標を設定するのは難しい、理想の状態というのは以下のような状態でしょうか。
- 目標が現実的で頑張れる意欲がある
- 目標があと一歩で達成されそうなところまで来ている
いつまでも生きる意欲を失いたくはないですね。
最後になりますが大切な人には「愛してる」と伝えましょう。