映画「死刑台のメロディ」:日本人は自分自身の意見を持っているだろうか
先日「死刑台のメロディ」という映画を見た.どこかで予告編を見たときに見たいと思ったのだろう.スマホのメモに「死刑台のメロディ」と書いてあったのでツタヤで借りてきた.
1920年代に起きた<アメリカ史の汚点>サッコ=ヴァンゼッティ事件を映画化。イタリア移民の労働問題が叫ばれていたボストン。靴屋のニコラ・サッコ(クッチョーラ)と魚行商人のバルトロメオ・ヴァンゼッティ(ヴォロンテ)は密告により逮捕された。(以下略)
ある政治主義を持つイタリア人2人(サッコとヴァンゼッティ)がある冤罪事件で逮捕され,アメリカは裁判を通してその政治主義に対する制裁を下す,実際の事件をモチーフにした作品である.
(映画を見ているときはわからなかったので後でググりました)
アナキズムまたはアナーキズム(英語: Anarchism)とは、政治思想の1つ。国家や権威の存在を望ましくない、必要でない、有害であると考え、その代わりに無政府として国家のない社会を推進する(アナキストのいう「無政府」とは、無秩序としての無政府つまり無政府状態のことではなく、国家とは異なる秩序としての無政府)[1][2]思想のことである。
政治に対する意見どころの話じゃなくて存在を否定する!?
逆転の発想ですな
権威を持つ国家を否定する思想を持っているだけあって,サッコとヴァンゼッティとその弁護士がアメリカという国家権力に立ち向かっていく姿勢はかっこよかった!
自分は政治に対する意見など持ってはいなかった
ブログを書く前は,この映画を通して自分自身の自由主義に対する意見を述べ,現代日本を取り巻く政治状況などをまとめてかっこよく解説しよう,と思っていた.
無理だった...
なんて自分の意見のないやつなんだ笑
そもそも政治や思想主義に対する基礎知識が足りていない...
ここで私は考えた
「現代日本に住む人の多くの人(特に若者)はこんなものなのではないだろうか?」
そんな一般常識を知らなくても現代日本を何不自由なく生きている人はたくさんいる.
しかし中学校時代の教員は
「アメリカの中学生なら政治に対して自分の意見をバンバン言うぞ(ドヤッ!)」
みたいなこと言ってた.これはつまり日本人が政治に対して自分自身の意見を持っていないという意味にもとれる
逆に考えれば現代日本を取り巻く状況(政治,経済 etc)において知識を深め,
自分の意見を持つことができれば他人より一歩先んずることができるのではなかろうか?
昨年話題になった安保理条約の採択においては学生団体SEALDSが積極的に自らの考えを世間に示し,講演やデモなどを繰り返していた.自分の意見を示すことが大切なのだ.(SEALDSに入りたいといっているわけではない)
自分も安保理条約のさわりの部分位はネットで調べたが,外交に有利そうという理由だけで単純に賛成していた.
それに勉強すれば映画みたいに自分がいわれのない罪を着せられた時に自分自身の思想を主張できるしね.(そんな状況が訪れない事を心より願うが)
日々勉強ですな