本「働く。なぜ?」感想 働くことに対するあらゆる疑問に図一つで応える
在宅勤務をしていると「あれ、自分の仕事って本当に必要?」「自分が本当にやりたいことって何だろう?」なんていう自問自答を繰り返してしまう人は多いだろう。
自分を必要としてくれる会社を探そうと、就業時間中に転職活動をするなんていう人もいるんじゃないかな。
そんな時私は自己啓発本という栄養ドリンクを摂取するが今日読んだ「働く。なぜ?」は面白く、一気に読んでしまった。
先に言っておくとこの本は新卒で大企業にホワイトカラーとして入社した人にマッチした内容である。著者もホワイトカラーが前提と言っている。
そして「自分のやりたいことは何か?」「そうやって市場価値を身に着けて行けばいいか」などの長期的視点に立った内容はあまりなく(もちろん応用はできるが)、「なんか仕事にやる気が出ない」、「明日の仕事をどう乗り越えるか」のカンフル剤が欲しい人向けだ。
しごと壁としごと穴
仕事に対してやる気が出ない、とかやりたいことが見つからない、といった悩みに対して仕事の壁→仕事の穴の視点を持ちなさいと言っている。
著者はこのように定義している
しごと壁:「仕事そのもの」の意味あいで使われているときの仕事
しごと穴:「仕事を通じて」という意味合いで使われているときの仕事
なんとも曖昧だったが"仕事を通じて"どのように他者に貢献できるか、世の中に貢献できるか、自身が成長できるか、仕事に対して自分と外部をつなげる考え方を持っているか、ということだ。
しごと壁、しごと穴を含めた仕事の窓という概念を取り入れて仕事というものを説明している。
さて私が明日から応用できることと言えば第1象限、第2象限にあたる仕事を第3、第4へと意識の切り替えを行うことだろう。
例えば第1象限の仕事、私の例で言えば資料の作成、かな。
いつも「めんどくさい」「自分だけ分かればいいのになんで説明資料なんか」「文句言われるだけだし」という気持ちがあるのが正直なところだ。
本書のしごと穴の概念を取り入れれば「自分の行っていることを客観視する」「他の部署の人に分かってもらうことで協力を仰ぐ」「アイデアをもらってさらなる改良につなげる」などだろうか。
よくよく考えればこんな話はよく聞く話だ。3人のレンガ職人なんかがいい例だ。
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ただ頭でレンガ職人の話は知っていても実践できていないのが悲しいところ。今日読んだ本のように手を変え品を変え同じことを何度もインプット、アウトプットを繰り返して自分の意識に刷り込ませるしかないですね。