幹事とリーダーの違い
大学院時代は研究室の飲み会で随分飲み会の幹事をやった。
幹事というのは得てして若手がやらされるものだ。これから仕事でも幹事を引き受ける経験があるだろう。
幹事を任せればリーダーの素質が分かるという話もある。
それはおそらく様々な立場や意見を持つ人たちの意向をまとめ、調整し、物事を成功に導かなければならないという要素似ているからだろう。
しかし多くの場合、リーダーと幹事には随分と違いがある。あまりリーダーになったことないのであくまで想像だが、おそらく次のような違いが生まれるのではないだろうか。
リーダーの特徴
- 引き受けるというよりは選ばれる
- その人がリーダーである限り、長い期間リーダーとしての役割を果たさなければならない。
- 仕事の進め方に決まりはなく、前例のないものも多い
幹事の特徴
- 引き受けたがらない人が多い(単純にめんどくさい)
- 一過性のものなので短期間の仕事が主
- 仕事の種類は多いが毎年のようにやっており、やり方はほとんど決まっている
大学院生時代、幹事をリーダーとはき違えていた私は幹事になるや否や同期や後輩、はては先輩にまで様々な仕事を振った。みんなをまとめ上げている気になっていたのだ。当然ながらそのやり方は反感を買っていたらしい。
「幹事くらい全部自分でやれよ」
自分も仕事をやってはいたのだがあまり苦労しているように見えなかったらしい。
共通項としてやはり人の上に立つ人間は信頼が必要である。
リーダーや幹事は人のやりたがらない仕事、地味な仕事を自ら率先して行い、周りからの信頼を得なければならない。
赤字だったメガネスーパーを黒字に立て直した経営者の星崎社長も率先して人のやりたがらないビラ配りを行っているらしい。
これからはめんどくさい仕事や人のやりたがらない仕事を率先して信頼を得るところから始めていきたいと思う。