感想:映画「トータル・リコール」
「トータル・リコール」という映画を見ました。
ネタバレありますので注意してくださいね。
あらすじ
容易に記憶を金で手に入れることができるようになった近未来、人類は世界規模の戦争後にブリテン連邦とコロニーの二つの地域で生活していた。ある日、工場 で働くダグラス(コリン・ファレル)は、記憶を買うために人工記憶センター「リコール」社に出向く。ところが彼はいきなり連邦警察官から攻撃されてしま う。そして自分の知り得なかった戦闘能力に気付き、戸惑いながらも家に帰ると妻のローリー(ケイト・ベッキンセイル)が襲ってきて……。
映画の冒頭で、主人公ダグラスは妻と幸せな暮らしを営むも、毎夜見知らぬ女性と共に何かから逃げ出す夢を見ることに悩まされていた。
そんな不満がある主人公ダグラスは様々な記憶が買える店「リコール」社を知る。
工場のラインで働く毎日、今の生活に満足していなさそうなダグラスは友人に紹介してもらい「リコール」社を訪れる。
ここでダグラスはいろいろな人の記憶を買うけど結局今の生活が満足ってなって映画は終わるんだろうなーと映画を見ている僕は思った。
ダグラスはスパイの記憶を買いたいと志願。毎夜夢に見ているなにかから逃げる姿がスパイを連想させたのだろう。
「リコール」社にて記憶を植え付ける椅子に座った瞬間、突如部屋に入り襲ってくる連邦警察官。スパイの記憶を買ったダグラスは早々と10人程度を返り討ちにする。
僕は思った。
「なるほどもうスパイの記憶は始まっているのか、なかなか刺激的なスタートだ。」
家に帰った妻に襲われるダグラス、なんとか逃亡するとスパイ仲間から連絡が。
僕は思った。
「なるほど「リコール」社の記憶は自分の周りの人も巻き込んだ記憶を売ってくれるのか。本格的だなあ。」
映画が始まって1時間くらいが過ぎたころ、僕は思った。
「スパイの記憶長くね、時間的にそろそろ夢から覚めて他の記憶買った方がいいんじゃないかなあ」
僕の思い込みとは裏腹にいよいよスパイとしての記憶を取り戻し始めるダグラス。
僕は思った。
「待て待て、これは実は現実なのか? 「リコール」社から買っている記憶ではないのか?」
途中ダグラスの友人がやってきて「夢から覚めろ」みたいなことをダグラスに言っていたが、実際ダグラスがスパイというのは現実だったようだ。
そのままダグラスは世界を救って映画は終わりとなった。
映画を見て騙されたのは久しぶりだった。ダグラスがスパイだという話はずっと夢の中なの話だと思っていたからだ。
今回の映画のように僕が夢だと思っていたことが現実であったということは、僕が現実であることが夢であるという可能性もあるわけだ。
じゃあ毎日研究している学生としての夢が覚めて、スパイとしての僕の現実が戻ってくる日も近そうだな(笑)