紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

映画「ジャンゴ 繋がれざる者」、制度に縛られず自由に生きる

昨日見た映画は「ジャンゴ 繋がれざる者」、黒人奴隷だったジャンゴが賞金稼ぎのキングと出会い、自身も賞金稼ぎになる。賞金稼ぎで得た金と力でジャンゴの生き別れの妻・ブルームビルダを助け出す物語。

社会派エンターテイメント

タランティーノ監督が描く南北戦争が始まる前の奴隷制度と言う社会問題に切り込みながらもアクションシーン満載のエンターテイメント。

アカデミー賞では脚本賞助演男優賞を受賞。キャストにはあまり興味のない私ですが、ブルームビルダを奴隷として働かせている白人の主・カルビンには誰もが名前は聞いたことがあろうレオナルド・ディカプリオを起用しています。

 

エンターテイメントと言ったのはとにかくやり方が派手。賞金稼ぎという職業柄、また時代背景もあるが簡単に銃撃ちすぎ。。。犠牲になる人多すぎ。。。血流しすぎ。。。

気に入らない奴は全員銃殺せんばかりの勢い。R15に指定されているのもうなずけます。

 

奴隷制度からの脱却

主人公ジャンゴはもともと奴隷として働いていました。そんな彼は賞金稼ぎとなることで身分制度に縛られない自由な生き方を手にして生き別れの妻ブルームビルダを助けるという目標も達成することができます。当時の奴隷制度が存在する中、奴隷として働きながら自己実現などほとんど不可能だったでしょう。ジャンゴの生き方に現代にも使えそうな知恵がありそうです。

 

制度からの脱却

ジャンゴの生き方を現代風に言い換えると、社畜として働きながら自由を手にして自己実現するなんて不可能だ!」といったところでしょうか。実際社畜ではなくても人間完全な自由を手にすることは不可能、しかし自己実現くらいはしたいものです。以下のようなことを映画から学ぶことができます。

 

  • 人との出会い

ジャンゴは賞金稼ぎのキングに会わなければ自身も賞金稼ぎになることはありませんでした。最初はキングに話術や作戦の立て方、銃の使い方などを学ぶうちに徐々に賞金稼ぎとしての頭角を現していきます。このように何を始めるにしても最初は誰もがゼロからのスタート、やりたいことがあるならすでに始めている人に出会い、教えを乞うことが大切だと言えます。

 

  • 金を稼ぐ

ジャンゴは賞金稼ぎとなり金を稼ぐようになった。そして自分のやりたいことに時間を使えるようになった。考えれば当たり前のことですが当時の奴隷が金を稼ぐことは不可能だったでしょう。

そんな中で金さえあればある程度は自由になれるという教訓を改めて教えてくれます。お金さえあればやめたいこと、それが自分の生活を縛っているものなのかもしれません。

 

  • 力をつける

賞金稼ぎと言いますが指名手配犯を捉えなければもちろん稼げません。それだけの力を身に着けるには才能と努力、どちらも必要でしょう。自分が何に才能があるのかを知るのは難しいと思いますが少しでも周りより秀でているなと思うことがあったら努力して力をつけることが大切です。

 

フィクションではありますが奴隷制度の中でも自由に生きたジャンゴのような人物もいるのです。現代社会に生きる私たちが「自由な生き方ができない」と嘆いても「自業自得だ・自己責任だ」と一括される理由がよく分かるような気がしますね。