こんばんは
熊本地震の発生から明日で1週間,被災地のライフライン復旧は進んでいますが完全に復旧するのは大変難しいと思います.
今回の地震ではSNSがどのように活躍したのか考えてみました.
5年前の東日本大震災に比べればはるかに情報の拡散が早いと思います。
東日本大震災の時はメディアが現地に入って、リポートするのを視聴者は一方的に見るだけ。
災害時におけるSNSの役割とは
5年前,東日本大震災があった3月11日は関東でも電話がつながりにくかった.まだスマホやSNSがあまり普及していなかった時代.ツイッターやLINEを安否確認や情報収集に使ったという人はそんなに多くはないと思います.
あのころは被災者の現場の声というものがはっきりと届いていなかったのではないかというふうに思います.ただ私が知らなかっただけなのかもしれませんが.
今回の熊本地震ではツイッターをはじめとする現場の声というものがネットで広まり,救援物資やボランティアなどが集まりやすくなっていました.
避難所となっている学校の校庭に生徒たちが「SOS」の文字をイスを使って作り,実際に救援物資が届いたケース.これが広まったのもツイッターだそうです.
現場の声がツイッターやLINEで拡散され,テレビなどの影響力の高いメディアで取り上げられる.これはSNSを非常に有効活用した例だと思いますが,こんなとき必ず現れるのはデマ情報です.
【ツイッター】熊本地震で流されたデマを集めてみた【twitter】 - NAVER まとめ
地震発生直後はどうしてもメディアが情報を把握するよりも,現場で被災している人のほうが現地の情報を発信しやすい.イオンで火災が起こっているというデマ情報にフジテレビも騙されてしまったようです.
ツイッター社は信憑性のあるツイートの仕方をわざわざ公開してくれている.
【熊本地震】ツイッターに集う智恵 地震保険適用や救助の求め方-混乱招きかねないものも ツイッター社が正しい利用法呼び掛け - 産経WEST
避難所で物資や人手が足りないという状況は今も起こっていると思います.こういったSNSを利用して一人でも多くの人に物資がいきわたればいいと思います.
LINE Out における賛否
LINEが地震発生直後に開始したこのサービス.私はよくこの"LINE Out" の仕組みを知らなかったのですがどうやらLINEから一般の電話の電話番号にダイヤルできる機能のようです.
10分間まで無料で使えるサービスだったようですが,10分という時間は長すぎるような気もする.また通常使用する電話の回線と重なってしまい電話がつながりにくくなってしまうという問題も発生してしまい,LINE側はサービス開始4時間で「緊急時以外には使わないでください」と注意を呼びかけました.
けれど普通のLINEのほうは大変役に立ったと思います.学生が友達にボランティアを募ったり,知人の安否を確認したりと,使い道は人それぞれだったでしょうが今後も活躍していくことと思います.
まとめ
SNSの拡散力は被害状況の把握や避難所での情報確保,情報提供に一役どころか二役も三役も買っている.
でも騒ぎに乗じてデマを流したり,被災者を心配する芸能人がたたかれてしまうのもまた事実.使用する人の倫理観,情報収集する個人個人の情報の信憑性を見分ける能力が問われていると思います.
いざというときのために自分はどうやって情報を拡散し,収集するのか,日ごろから考えることが大事ですね.
それでは