大学院生の憂鬱

研究室の中から研究とは一切関係ない事柄を書きます

結果を改ざんするのではなく目標を変える

小保方晴子氏がES細胞窃盗容疑で刑事告発された。

 

STAP細胞はあります」

 

これはもうおととしの出来事だ。いまだにSTAP細胞があるかどうかは確認されていない。最近手記「あの日」を出版した小保方氏は自身の手記の中で、STAP細胞の一連の問題は上司にはめられたという風な筋書きで書いているらしい。

 

私の研究室の教授は言った。

「ちゃんと信ぴょう性のあるデータ持ってこないと議論できないし論文は小保方みたいになるぞ」と

 

小保方氏は大学在学中にも論文のコピー&ペーストなどを行っていたらしい。学生が書く論文は教員によってチェックされる。そんなことが可能なのだろうか?

(自分はたぶん無理、絶対に見抜かれる)

 

ある意味で彼女はコピペの才能があったのかもしれない(笑)

 

リケジョ小保方はどんな気持ちでねつ造を行っていたのだろうか?おととし小保方氏の論文ねつ造問題が話題になっていたとき私の研究室の助教は言った。

「研究結果を変えるのは改ざんだが研究目標を変えても何の問題もない」

 

目標を変えるということ

 

この言葉は自分の目標とするような実験結果が出なくても目標そのものを変えてやれば論文は出せるということらしい。それはそれで高等テクニックだが・・・

これは私たちの普段の生活からはあまり考えられない発想である。書店で売っている多くのビジネス書は目標をもって継続することで成長できるとうたっている。

例えば10キロダイエットしようと目標を立てた時に3キロしか減量に成功しなかったら「もともとは3キロダイエットしようと思ってました」と目標を変えればダイエットは成功したということになる。

 

先ほども言ったように研究でも私生活でも目標を持つことは大切だ。だけど努力によって必ず結果が出るとは限らない。そんな時でも得られた結果につじつまが合うような目標に変えてやることによって周りが評価してくれることもあるということを学んだ。

 

結果が変わらなくても、達成できなかった目標が変えられ、達成されたものになればプロセスが評価され自信もつく。失敗から何をどう学んで周りに評価してもらうのかというのがこれからは大事になってくるのだろう。