大学院生の憂鬱

研究室の中から研究とは一切関係ない事柄を書きます

「一生モノの超・自己啓発」 (鎌田洪毅)  [感想]

いかにも胡散臭そうなタイトルに騙されてはいけません。

著者は先日情熱大陸にも出演していた京都大学で火山学、地球学を専門に教えている

鎌田洪毅 教授。

 

副題は "京大・鎌田流「想定外」を生きる"

一生モノの超・自己啓発 京大・鎌田流 「想定外」を生きる

一生モノの超・自己啓発 京大・鎌田流 「想定外」を生きる

 

 

時間術やコミュニケーション術など数々のビジネス書を出版している著者。本業の研究をやりながら、テレビ・ラジオ出演、本の執筆など多様な仕事をこなすとはどんな時間の使い方をしているのでしょう。聞いてみたいですね(笑)

 

京大・鎌田流 一生モノの時間術

京大・鎌田流 一生モノの時間術

 

 さて、本の内容ですが従来のビジネス書のように、高い夢や目標を持ち、理想と現実とのギャップを埋めていく作業に疲弊してしまった現代人に、「人生はそんな計画通りにはいかないから想定外を楽しもう」と教えてくれる本になっています。

 

目次

 序章 ビジネス書が幸せの足かせになる時代

 第1章 人生はコントロールできない

 第2章 いまあるものを使って生きる

 第3章 やりたいことが見つからなくてもいい

 第4章 人生をストックからフローへ

 終章 しなやかに生きる

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私も家には大量のビジネス書が眠っています。本それぞれには言い回しに著者の個性が表れていたり、具体例が書いてあったりして、非常にわかりやすいし、楽しめるのですが、言っていることは大体同じです。

上にも書きましたが高い夢や目標を持ち、理想と現実とのギャップを埋めていくことはビジネス書の基本となっています。

 

そのせいか現代日本には明確なビジネスモデルもないまま起業したり、やりたいことを見つけるのに疲弊してしまっているいわゆる「やりたいこと症候群」に陥っている人もいることでしょう。

 

なにかやらなきゃ不安や焦りを感じてしまう。正直私もそういう時はあります(笑)

だけど自分にないものを必死になって追い求めたり、埋め合わせたりするのに、疲弊してしまうのは違うでしょうとこの本は警告してくれています。

 

いい意味で開き直って、すでに起きたことやこれから起きることを受け止め、持てるものを生かしていく。それが、今を生きるということなのです。

自分の計画にはない「想定外」のことが舞い込んだときそれを楽しむぐらいの余裕のある人の方が将来器の大きな人になりそうですね。

 

皆さんも夢や目標を追い求めることに少し疲れてしまったときは今までの自分の人生には「想定外」だったことに目を向けてみては?