紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

セカンドキャリアは充実していたのだろうか?

  昨日元プロ野球選手の清原和博覚せい剤所持容疑で逮捕された.

 

私は野球はあまり詳しくないが,清原選手は相当な実績を残した選手である.なぜ今回のような事態に陥ってしまったのだろうか?

 

清原選手は2008年に引退した.プロ野球選手が自分の意志で引退できる.それは一流選手の証であるように思う.プロ野球はある意味で派遣労働者と同じである.球団から戦力外通告を受けて「明日から来なくていいよ」言われる選手も多い(詳しい内訳は知らないが).

 

 

www.huffingtonpost.jp

 

 

プロ野球選手としてのキャリアを終える選手がセカンドキャリアを成功させることは思ったより難しそうだ.清原選手はどうだったのだろう.

 

引退後は試合の解説やタレントとしてのテレビ出演など,結構充実した日々を送っているように見えた.

はたから見れば充実していたんだろうが本人はそうではなかったのだろう.私もつい半年前くらいまで体育会系の部活をやっていたこともあり,少し分かるような気がする.勝負の世界から身を引いた時の何とも言えない日々の空しさ.予定は埋まっていても決して心は満たされなかったのだろう.

 

だからと言って覚せい剤に手を染める必要はないと思うし,他に熱くなれるものも探せばあるはずだ.

 

野球は日本でもっとも人気があるスポーツだがそれ故に闇が深い.競争が激しく,毎年クビを宣告される人はいる.実力主義だから本人のせいと言ってしまえばそれまでだが,清原選手ほどの実績を残した選手でも一歩間違えば今回のような事態に陥ってしまう.

 

一般の会社員でもふと満たされない日々が続くと,いつこのような魔の手が伸びてくるのかわからない.どん底に落ちたときに立ち返れるような場所や気持ちを作っておくことが大切なのでしょうか.